インテリアコーディネーター二次試験の内容について4つまとめました

建築図面の上にペンと定規が置かれている

✔このブログでは次の悩みを解決します。

  • インテリアコーディネーター二次試験の内容を知りたい
  • 二次試験は難しいのか?難しいと言われている二次試験の対策を教えてほしい
  • 独学で二次試験を合格するための勉強方法を知りたい
  • 独学が難しいと判断した場合、おすすめの通信講座やアプリを知りたい

こういった疑問に答えます。

私自身インテリアコーディネーターとして活躍して10年目。

現在はフリーランスのインテリアコーディネーターとして活躍していて、インテリアコーディネーターの資格も取得済です。

このような経歴を持つ私が分かりやすく解説します。

目次

インテリアコーディネーター二次試験の内容

ピンク色のマーカーでチェックを入れている

■試験日:12月の第一日曜日に試験日が設定されていて2024年は12月8日(日)に実施

■実施時間(予定):事前説明12:15~12:30(15分)、実施時間12:30~15:30(180分)

■受験資格:過去3年以内に一次試験に合格していること

■受験料:同一年度内に一次試験と二次試験の両方の受験を希望する場合 14,850円(税込)。過去3年以内に一次試験に合格していて、二次試験のみ受験する場合11,550円(税込)

 ■試験内容:プレゼンテーション(製図試験)と論文による、インテリア計画の提案に関すること

■合格率:一次試験の合格率は30%前後で、二次試験までの合格率は22~25%で、比較的難易度の高い資格 

難しいと言われている二次試験の対策

建築用図面

難しいと言われている二次試験の対策として、勉強を始める前に二次試験で出題される各図面と論文の難易度や自分の苦手な項目を把握しておくことが大切です。

なぜなら全てに10の力をかけるよりも、合格に近づけるポイントを事前にある程度把握しておいて、そこに時間をかけた方が効率よく勉強をすすめることができるからです。

それではこれから各図面の難易度を私が試験勉強をした際や現在インテリアコーディネーターの仕事をするなかでの個人的な感覚ではありますが★5を最大としてまとめさせていただきます。そして押さえておくべきポイントを説明させていただきます。

平面図 難易度★5

平面図は毎年必ず出題されて、難しい内容だとおもいますので勉強には時間をかける方がいいところです。

難易度★5をつけた理由ですが、問題文の内容を理解し、図面に反映させることが難しく、作業効率を考えて家具を配置もできるようになるためにはある程度スキルが必要だからです。この点もふまえて平面図の押さえておくべきポイントをまとめさせていただきます。

  • 問題文をよく読んで内容を理解して、その内容を図面に反映する必要がある。問題文は細かいところに図面に反映させるべくポイントが記載してあるので、読みおとしを防ぐ為にも線を引いたりしながら読む必要がある。1回読むだけではなく、少なくとも2回は問題文を読んだ方が安心。
  • 平面図に家具を配置する際に、家具の使いやすさ、作業スペースや通路になる場所、動線も考えながらプランニングする必要がある。
  • いきなり図面にプランを描かずに別の紙にプランニングを終えてから、問題文に家具のサイズの指定がある場合はそのサイズを確認しながら図面に描いていく。
  • 描き終えたら、最後に描いた家具のサイズを三角スケールで測って確認すると安心。
  • 平面図は時間は一番かかるので時短できるポイントを把握しておく。

こちらの記事に製図を時短するポイントをまとめてありますので参考にしてください。

パース 難易度★5

パースは毎年出題はされませんが、平面図+その他の図面が1〜2題出題されるので出題された時に備えて準備しておく必要があります。

難易度★5をつけた理由ですが、三角スケールを使って全ての幅や高さの寸法をとって描くことができないからです。この点もふまえてパースの押さえておくべきポイントをまとめさせていただきます。

  • 一番奥の正面の壁のみスケールで寸法を測ることが出来るので奥に配置されている家具から描いていくとパースが描きやすい。
  • 一番奥の正面の壁以外はスケールで寸法を測って、幅と高さ寸法をとることが出来ないので他の場所はグリットの幅と高さを活用して描いていく。
  • VPへ向かう線は細かい部分(例えば椅子の脚や棚など)までしっかり描く。
  • パースは照明器具やウインドウトリートメントも描くことが多いので、平面図をプランニングする際に、例えば照明器具をシーリングで描いておけば1灯ですむというように時短出来るプランを平面図を描く時点で考えておく。
  • 平面図とパースが整合されているか最後に確認をする必要がある。

立・断面図 難易度★4

立・断面図も毎年出題はされませんが、平面図+その他の図面が1〜2題出題されるので出題された時に備えて準備しておく必要があります。

難易度★4をつけた理由ですが、全て三角スケールを使って寸法を測って描くことはできますが、収納内部や家具の細かい部分まで描く必要があるからです。

この点もふまえて立・断面図の押さえておくべきポイントをまとめさせていただきます。

  • テーブルと椅子を描く場合は差尺に気を付けて描く。
  • 家具やキッチンの高さを事前に覚えておく必要がある。
  • 収納内部を描く場合は問題文の棚板や側板、パイプハンガーなど細かい部分まで描く必要があり、使いやすさも考える必要がある。
  • 照明器具・ウインドウトリートメント、その他インテリアグリーンなど平面図に描いたものは忘れずに描く。

アイソメ図 難易度★3

アイソメ図も毎年出題はされませんが、平面図+その他の図面が1〜2題出題されるので出題された時に備えて準備しておく必要があります。

難易度★3をつけた理由ですが全て三角スケールで寸法を測って描くことが出来き、比較的描きやすい図面ではありますが平面図と整合させることなど気を付ける点もあるからです。この点もふまえてアイソメ図の押さえておくべきポイントをまとめさせていただきます。

  • 奥行きを表す線は細かい部分(例えば椅子の脚や棚など)までしっかり描く。
  • 平面図とアイソメ図を整合することに気を付けて、ウインドウトリートメント、その他インテリアグリーンなど平面図に描いたものは忘れずに描く。

論文 難易度★3

論文は毎年必ず出題されますが、比較的学びやすい内容になりますので難易度★3とさせていただきました。以下に論文の押さえておくべきポイントをまとめさせていただきます。

  • 問題文をしっかり読んで内容を把握する。
  • 書き始める前に書きたい内容を箇条書きとかで簡単にまとめてから書き始める。
  • 過去問題を繰り返しおこなって、論文の書き方に慣れておく。
  • 問題で出されそうな内容(環境対策など)について、普段から意識して情報収集しておく。

これまで読んでいただき「難しそうだし独学で勉強して合格できるか不安」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、勉強を継続すれば必ず図面を描くことや論文を書くことは上達していきますので問題はありません。

難易度が高いものや自分の苦手な項目を事前に把握して、より多くの時間をかけて効率良く勉強をはじめることをおすすめします。

独学で二次試験を合格するための勉強方法

白黒画像の本とめがね

独学で勉強をはじめようと思った時に参考になる記事になります。是非合わせて読んでみて下さいね!

おすすめの通信講座やアプリ

コルクボードに黄色の付箋に電気のマークが描かれている

もし独学で勉強が難しそうだなと感じたときは通信講座やアプリを使って勉強を始めることをおすすめします。費用がかかっても独学よりも効率よく学べて、合格に近づくことができると思います。その際に次の記事も参考に通信講座やアプリを検討してみて下さい。

まとめ

今回は「インテリアコーディネーター二次試験の内容」についてまとめさせていただきました。

勉強を始める前は難しそうと感じると思いますが、図面を描くことに慣れてくると上達もしますし、楽しさを感じることも増えてくると思います。

そして現在インテリアコーディネーターの仕事をする中で、特に平面図をプランニングするスキルは必要になると感じています。

勉強を継続することは大変ですが、あきらめずに合格を目指して頑張って下さいね!

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