このブログでは次の悩みを解決します。
難しいと言われているインテリアコーディネーター二次試験の製図をお金をかけずに独学で勉強したい
こういった疑問に答えます。
私自身インテリアコーディネーターとして活躍して10年目。
会社員時代は数回転職経験がありますが、全てインテリアに関する仕事を経験して、インテリアコーディネーターの知識と経験を積んで参りました。
そして現在はフリーランスのインテリアコーディネーターとして活躍しています。
インテリアコーディネーターの資格も取得済です。
このような経歴を持つ私が分かりやすく解説します。
インテリアコーディネーター二次試験の製図を独学で勉強する方法②【平面図表示記号、仕上げ編】
建具の平面表示記号を覚えよう
製図を独学で勉強する時に、建具の平面図表示記号を覚えることも大切です。
なぜなら、平面図を描くときに建具を図面に描くことも多いからです。
建具には片開き扉、両開き扉、片引き戸など数種類あり、それぞれ表記が変わってきます。インターネットで「建具 平面図表示記号」などと検索するとそれぞれの描き方で出てきますので調べて参考にしてみて下さい。
調べるとたくさんの種類の建具の平面図表示記号がでてくると思いますが、インテリアコーディネーターの製図試験では、室内扉の方開き扉、片引き戸、収納に使われる両開き扉、あたりがよく出題されるかと思います。
またそれぞれの扉のサイズも覚えておくことが必要です。
片開き扉
こちらのサイトに入口の片開き扉の寸法の参考の大きさが載っています。
5種類のサイズが記載されていますが、一番大きいサイズで枠外幅875㎜×製品高さ2,045㎜で紹介されています。
インテリアコーディネーターの製図試験で描く時には少し余裕をみて幅900㎜で描くようにするとよいと思います。
立面図やパースで片開き扉を描くこともあります。
その際に、ドアの高さは2,000㎜で描くことを覚えておきましょう。
もし収納で片開き扉を描く場合は幅はおおよそ300〜400㎜程度が良いと思います。
片引き戸
片引き戸も入口の場合は片開き扉と同様幅900㎜の開口幅をとった方が良いので幅900㎜で描きます。高さも2,000㎜と覚えておきます。
引き戸に関しては引込の部分も必要になります。扉の幅が900㎜なので引込み部分も900㎜必要になります。
引込部分は点線で描くことを覚えておきます。
両開き扉
両開き扉を描く時は入口のドアではなく、収納の扉を描く時に必要になってくることが多いと思います。
両開き扉1枚の大きさは幅300〜400㎜程度が良いと思います。
あまり大きすぎると扉を開けづらくなりますし、近くに家具がある場合はその家具にあたる可能性もあります。
主要な扉について書かせていただきましたが、多く覚えておく方が安心なので、他の扉の描き方やサイズについても同様に調べておくことをおすすめします。
難しいところですが、図面を見る習慣をつけるとその後の仕事にも役に立ちますよ。
仕上げについて
床・壁・天井の仕上げや、家具の塗料についても覚える必要があります。
なぜならインテリアコーディネーターの試験では問題文に床・壁・天井の仕上げの記載を求められたり、時に「自然素材」で提案することを求められることもあるからです。
それでは、次にそれぞれの特徴をまとめさせていただきます。
床仕上げ
床の仕上げにはいくつか種類があります。
床材の主な種類はフローリング、クッションフロア、フロアタイル、畳、カーペットなどがあります。
こちらのサイトにそれぞれの特徴が詳しく記載されていますので、合わせて読んでいただくと参考になると思います。
例えば問題文にお客様が自然素材での提案を希望されているという要望があった場合には、
「オーク無垢フローリング貼り 自然塗料仕上げ」のように、床材の一枚板をフローリング用に加工した無垢材と、仕上げの塗料を自然素材とすると要望に答えられると思います。
また、高齢者や子供の部屋におすすめな床材の提案を希望されているという要望があった場合には、柔らかい「カーペット貼り」で提案するようにしましょう。
このように床仕上げには様々な種類と特徴がありますので、覚えておくことで問題文に要望が記載されていた場合に対応することができます。
壁・天井仕上げ
壁・天井の仕上げにもいくつか種類があります。
壁・天井の仕上げの主な種類は、ビニールクロス、紙クロス、珪藻土、漆喰があります。
こちらのサイトにそれぞれの特徴が詳しく記載されていますので、合わせて読んでいただくと参考になると思います。
問題文にお客様が自然素材での提案を希望されている場合には「紙クロス」または「珪藻土塗り」「漆喰塗り」で提案するのがよいと思います。
ビニールクロスは塩化ビニール+可塑材や安定剤を混ぜて作られており、自然素材ではつくられておりません。
こちらのサイトに自然素材のクロスについてメリット・デメリットがまとめられています。
参考になりますので合わせて読んでいただくことをおすすめします。
壁・天井仕上げにも様々な種類と特徴がありますので、問題文に要望が含まれていた場合に対応できるよう覚えておきましょう。
家具の塗料
木製家具の仕上げに使われる塗料もいくつか種類があります。
家具の仕上げに使われる塗料にはウレタン樹脂塗料、オイル塗装、UV塗装、ラッカー塗装があります。
こちらのサイトにそれぞれの特徴が詳しく記載されていますので、合わせて読んでいただくと参考になると思います。
インテリアコーディネーターの試験では、造作の家具の提案を求められる場合があります。
その際に家具図面を描くよう指示がある場合が多いと思います。
家具図面には仕上げまで書く必要がありますので、覚えておくとその時に役に立つと思います。
問題文で自然素材の提案を求められた場合には、植物由来のオイルを主原料とした「オイル塗料」を使用して造作家具の提案をしましょう。
床・壁・天井の仕上げ、家具の仕上げに使われる塗料には様々な種類があることが分かって、覚えるのが大変そうと感じた方もいらっしゃるかと思います。
しかし、インテリアコーディネーターの試験では覚える必要がありますし、覚えておくことで今後の仕事をしていく時にも役に立ちますので是非覚えておきましょう。
まとめ
今回は「インテリアコーディネーター二次試験の製図を独学で勉強する方法」の平面図表示記号と仕上げについてまとめさせていただきました。
次回はパース、立・断面図、アイソメ図の描き方についてもまとめていく予定ですので次回の記事も読んで参考にしていただけると嬉しいです。
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