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✔このブログでは次の悩みを解決します。
- インテリアコーディネーター資格試験の論文の書き方を知りたい
- 論文の勉強はどのくらいの時間をかけるのがよいか
- 論文を早く書き上げるコツを知りたい
こういった疑問に答えます。
私自身インテリアコーディネーターとして活躍して10年目。
現在はフリーランスのインテリアコーディネーターとして活躍していて、インテリアコーディネーターの資格も取得済です。
このような経歴を持つ私が分かりやすく解説します。
インテリアコーディネーター資格試験の論文の書き方をまとめました
文字数を把握する
まずはじめに文字数を把握することが大切です。
最初に文字数を把握することで1つのキーワードに対してどのくらいの量を書けばよいかが分かり文章をまとめやすくなるからです。
論文の試験ではひとつの大きなテーマがあって、そのテーマに対して数個のキーワードを使って論文を書くように指示されます。
例えば2022年、第40回の試験ではテーマが『カーテンによる寒さ対策について』、キーワードは2つ出題されており、テーマ①カーテン記事の選び方、テーマ②カーテンの吊り方で、全体の文字数は550〜600字で出題されました。
キーワードが2つなので、1つのキーワードに対して約300文字書けばよいことが分かります。
ひとつのキーワードに対しての文字数を把握したところで、解答用紙の300文字のところに印を付けておくと、より文章が書きやすくなると思います。
まず最初に一つのキーワードに対しての文字数の把握は忘れずに確認しておきましょう。
「テーマ」と「キーワード」に対しての考え方と伝わりやすい文章の構成
次に「テーマ」と「キーワード」に対しての考え方についてですが、「テーマ」をお客様の心配事や一番重要視している点、「キーワード」をお客様のお悩みに対する解答(提案する内容)と考えて文章を作るように意識します。
お客様のお悩みに対して、分かりやすく説明しようという意識を持って書くことで、文章がより相手に伝わりやすくなります。
私もインテリアコーディネートの仕事で、提案資料の説明をお客様にする時には「分かりやすく伝える」ということを意識しています。
その時に意識しているのが、まずは結論を伝えて、次にその理由、最後に具体的な内容の説明という順番で説明するようにしています。
この順番に説明することによって自分の伝えたいことが、相手に伝わりやすくなって打ち合わせもスムーズにすすむ実感があります。
ですので、この方法を二次試験の論文にも取り入れていただくことで、試験の採点者様にも内容が伝わりやすくなり、合格に近づけることができると思いますので、参考にしていただくことをおすすめします。
具体的な書き方について
それでは具体的な書き方について、実際に私が2022年、第40回の試験でのテーマとキーワードを使って文章を作成し解説させていただきます。
- テーマ:カーテンによる寒さ対策
- キーワード:カーテン生地の選び方、カーテンの吊り方
- トータル文字数:550~600文字(1つのキーワードに対して約300文字)
まずそれぞれのキーワードに対しての解答を簡単にまとめていきます。
カーテン生地の選び方に対しては
・厚手の生地が良い・・・遮光生地、遮熱・断熱生地、裏地付き生地
・結露でカーテンが汚れた場合洗いやすい生地が良い(ウォッシャブル、自宅の洗濯機でまるごと洗える)
カーテンの吊り方に対しては
・窓全体をしっかりと覆う
・カーテンボックス(レールカバー付き)を使って隙間を埋める
・下から冷たい空気が入らぬようカーテンの丈は床ぎりぎりになるようオーダーする
このように提案内容を簡単にまとめます。
そして次に先程お伝えさせていただいた、まずは結論を伝えて、次にその理由、最後に具体的な内容の説明という順番で説明できるよう文章を組み立てていきます。
【カーテン生地の選び方】
結論→寒さ対策としてカーテン生地の選び方のポイントは遮熱・断熱生地、遮光生地、裏地付き生地を選ぶことです。
理由→なぜなら、これらの生地は厚手であることや、外部からの冷気が入ることを防ぐ機能がついているので寒さ対策としておすすめのカーテンだからです。
具体的な内容の説明→またカーテンを選ぶ際にデザイン性も重視したい場合は遮光生地であれば色や柄が豊富なので希望に合うカーテンを見つけやすいと思います。また現在使用しているカーテンを気に入っている場合は裏地のみ取付をしてもらえるお店もあるので、希望があればご利用していただくこともおすすめします。
【カーテンの吊り方】
結論→寒さ対策としてカーテンの吊り方は、窓全体をしっかりと覆うことが大切です。
理由→なぜなら窓全体をしっかりと覆うことで断熱性や保温性を保つことができるからです。
具体的な内容の説明→その為にはカーテンボックスを付けて上部にカバーを付けたり、生地を折り返して取付が出来るリターン仕様にすることで断熱性や保温性を保つことができるので合わせて検討していただくことをおすすめします。そして下から冷たい空気が入らぬようカーテンの丈は床ぎりぎりになるようオーダーするようにします。
このように文章の内容をまとめていきます。
更に次のような文章を最初に付け加えるとより内容が伝わりやすくなります。
カーテンによる寒さ対策として、カーテン生地の選び方とカーテンの吊り方を適切に選ぶことが重要になります。なぜなら窓は住宅全体をみても室内の熱が逃げやすく、外部の冷たい空気が一番入りやすい場所なので、窓周りに寒さ対策を施すことが重要になります。
そして完成させた文章はこちらです。
カーテンによる寒さ対策として、カーテン生地の選び方とカーテンの吊り方を適切に選ぶことが重要になります。なぜなら窓は住宅全体をみても室内の熱が逃げやすく、外部の冷たい空気が一番入りやすい場所なので、窓周りに寒さ対策を施すことが重要になります。
その際にカーテン生地の選び方のポイントは遮熱・断熱生地、遮光生地、裏地付き生地を選ぶことです。
なぜなら、これらの生地は厚手であることや、外部からの冷気が入ることを防ぐ機能がついているので寒さ対策としておすすめのカーテンだからです。
またカーテンを選ぶ際にデザイン性も重視したい場合は、遮光生地であれば色や柄が豊富なので希望に合うカーテンを見つけやすいと思います。また現在使用しているカーテンを気に入っている場合は裏地のみ取付をしてもらえるお店もあるので、希望があればご利用していただくこともおすすめします。
そして、寒さ対策としてカーテンの吊り方は、窓全体をしっかりと覆うことが大切です。
なぜなら窓全体をしっかりと覆うことで断熱性や保温性を保つことができるからです。
その為にはカーテンボックスを付けて上部にカバーを付けたり、生地を折り返して取付が出来るリターン仕様にすることで断熱性や保温性を保つことができるので合わせて検討していただくことをおすすめします。そして下から冷たい空気が入らぬようカーテンの丈は床ぎりぎりになるようオーダーするようにします。
トータルで594文字です。
このように論文をまとめていただくと、より相手に伝わりやすい文章が書けると思いますので是非参考にしてみて下さい。
論文の勉強にかける時間
論文の勉強にはあまり時間をかけないようにするのが良いです。
なぜなら、製図の方が大変なので製図の勉強に多くの時間を使った方が良いと思うからです。
私も二次試験の勉強をしていた時には、全体の勉強時間の2割程度が論文の勉強時間で、他の時間は製図の勉強に費やしました。私が二次試験を受けた時はスクールに通って勉強をしていましたが、そのスクールの先生にも「論文より製図に時間をかけるほうがいい」と言われていました。
私がその時に論文に対してどんな勉強をしていたかというと、過去の試験問題を繰り返し解いて文章を書いていました。
繰り返し文章を書くことで、文章をまとめる力とスピードアップをはかることができたと思います。
二次試験本番では緊張する雰囲気に少し焦りましたが、文章を書き始めると落ち着いて早く書き上げることが出来たと思います。
その結果二次試験に合格することが出来ましたし、製図の方がだいぶ難しかったので総勉強時間の2割程度に押さえておいて良かったです。
論文を早く書き上げるコツ
論文を早く書き上げるコツとして、下書きはしないことをおすすめします。
なぜなら下書きをするとよりも多くの時間を使ってしまうので、早く書き上げる為には直接解答用紙に文字を書いていくことをおすすめします。
はじめにキーワードを問題用紙に書き出して結論、理由、具体的な内容の説明を意識して解答用紙に提案内容をまとめて行きます。
「頭の中で文章をまとめていくのが難しそうだな」と思うかもしれませんが、過去の試験問題を繰り返し解いて文章を書くことに慣れておくと、文章を解答用紙にそのまま書いてもまとめることが出来るようになりますので問題はありません。
試験当日に不安にならないよう、過去の試験問題を繰り返し解いて下書きはせず、直接解答用紙に書くことで時短が出来ますので是非この方法を取り入れてみて下さい。
こちらの過去問題集は最新10年分の過去問題(プレゼンテーション・論文)が完全収録されています。最新10年分とボリュームがあって繰り返し問題を解くのに役立つと思いますのでもしよろしければ参考にしてみて下さい。
まとめ
今回は論文の書き方についてまとめさせていただきました。
文章を書くことが苦手でも、繰り返し過去問題を練習することで上達していきますので大丈夫です。
論文の試験で、問題に出てきそうなテーマに関することに対しての知識を深めておくことも大切なので日々ニュースを見たり情報収集することも忘れずにしておきましょう。
そしてお伝えさせていただいた、論文の書き方を参考にしていただいて勉強をすすめてみて下さい。
もしよろしければ製図の勉強について参考になる記事もありますので是非読んでみて下さい!
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