インテリアコーディネーター二次試験の製図のコツを5つまとめました

図面と鉛筆

このブログでは次の悩みを解決します。

  • インテリアコーディネーター二次試験の製図のコツが知りたい
  • 製図試験の押さえておくポイントを知って、合格に少しでも近づきたい
  • インテリアコーディネーターの製図試験の勉強を効率よく始めたい

この記事を書いている私は、インテリアコーディネーターとして活躍して10年目。

現在はフリーランスのインテリアコーディネーターとして活躍しています。インテリアコーディネーター二次試験も一発合格しています。

この私が、実際に二次試験を受けた時に気を付けたことや、インテリアコーディネートのプランニングをするときに気を付けることをふまえて、分かりやすく解説します。

目次

インテリアコーディネーター二次試験の製図のコツを5つまとめました

図面と鉛筆と定規

最低限これだけ描いておけば大丈夫なこと 

問題文に書いてあることは全て図面に反映させることが大切です。

なぜなら問題文は依頼主の要望で、コーディネートの仕事で考えると、依頼主の要望に答えることが一番大事だからです。

問題文の要望を全て図面に反映させるコツとして、問題文を読みながら重要な箇所に線や印を付けながら読むと、問題文の内容をすべて図面に反映させやすいです。

私が試験を受けた時には、家具などの物は文字の下に線を引き、寸法は〇で囲うなど家具と寸法を分けて印をつけてより分かりやすくしました。

そして全て図面を描いたあとに全て反映されているか、レ点をつけてチェックしました。

ここまで読んで「印をつけなくても理解できる」と思うかもしれません。

しかし、実際の試験を経験して感じたのが「合格しないと」というプレッシャーからか、すごく焦るということです。

そんな時に問題文に印をつけておくと、問題文の内容の取りこぼしを防ぎやすくなりますのでおすすめです。

気を付けて描いた方がいいこと

作業動線を意識して平面図のプランニングをする 

作業動線を意識して平面図のプランニングをすることが大切です。

なぜなら、いかに使いやすい空間にするか考えることがコーディネーターにとって必要だからです。

私もインテリアコーディネートの仕事をする時にはこの考えを一番大切にしています。

例えば、LDKのプランニングをする時に、リビング⇔ダイニング⇔キッチンへ移動する時はどこを通るのかを考え、通路になるところには家具や物を置かないようにすることが必要です。

他にも、窓は開け閉めが必要なので窓の前にも物を置かないようにすることが必要になります。

しかし、実際に試験の時にそこまで考える余裕がないかもと思うかもしれません。

ですが、何度もこの考えを持ちながら練習していくうちに身についてくるようになりますので大丈夫です。

全ての図面を整合させる 

インテリアコーディネーター二次試験では平面図以外に、パース、立・断面図、アイソメ図のどれかがセットで出題されます。その全ての図面の内容を整合させる必要があります。

私が二次試験の勉強で通っていたスクールの先生にも「図面の整合は大事」と言われましたし、インテリアコーディネートの仕事でも現場に渡す各図面の整合性はとても大切で、整合されていない図面が現場に渡ると、現場から確認が来て確認の手間をとらせてしまったり、間違った図面の内容で施工されてしまう可能性もあります。

どうしたら図面の整合性を取りやすいかというと、問題文にある平面図にどこの位置を切断面として、パースや立断面図、アイソメ図を作成しなさいと指示があります。

その切断面になる位置を試験の回答用紙にも記載しておくことで、間違えを防ぎやすくなります。

「少し手間だな…」と時間が限られているなかで、描くのが手間に感じるかもしれませんが、整合性をとるためにも描いた方が間違えを防ぎやすくなりますので描くことをおすすめします。

製図で時短する際のポイント 

問題文に記載のないものは描かない 

試験ではついより良いプランを描きたいと思って、問題文に記載のないものも描きたくなりますが、試験では問題文に記載のあるものだけを描きます。

なぜなら、時間が120分と限られていて問題文に記載のある通りに描くだけでも時間いっぱいかかるからです。

私も実際に試験を受けた際に、もっとこうした方が見栄えがよくなるかもと思う瞬間もありましたが、問題文に記載のあるものだけを図面に描きました。

つい描いてしまったらどうしようと思うかもしれませんが、最初に大まかなプランを決めてから清書することで防ぐことが出来るので問題はありません。

照明は指定が無ければシーリングライトが良い

照明器具を描く時に問題文に指定が無ければ、シーリングライトを描くことをおすすめします。

なぜなら、数が一つだけで済むので時短につながりますし、パースや立断面図、アイソメ図でも描きやすく、全部の図面を整合させやすいからです。

最近は主にLDKの照明にダウンライトを使用することが多いですが、ダウンライトでは設置する場所にもよりますが1灯では足らず、複数設置が必要です。

ですので、二次試験ではおしゃれな空間を作りたい!という気持ちがあっても、見栄えよりもいかに早く描けるかを意識することが大事です。

問題文にダウンライトと指示がある場合もありますので、問題文は必ずよく読むように気を付けましょう。

平面図のフローリングは一部省略して描く

平面図のフローリングを描くときには全部描くのではなく、一部省略して描きます。

なぜなら、フローリングを描くときには一般的なフローリングの幅90㎜、120㎜に合わせて描く必要があり、部屋全てにフローリングを描くと、描くだけでも時間がかかりますし、色を塗る時にも時間がかかるので省略することをおすすめします。

私が試験を受けた時には、部屋の隅にフローリングを描く範囲を決めてからフローリングの幅の寸法をとってフローリングの溝を描きました。

その時に描く範囲が少なくなりすぎないことも意識しました。

「フローリングを描くのは大変そうだな」と感じるかもしれませんが、練習することで早く綺麗に描けるようになりますので、問題はありません。

製図のスピードアップ方法

問題文を読んだ後に、最初に全ての図面に対して大まかなプランを決めてから解答用紙に描き始めることが大切です。

なぜなら、いきなり解答用紙に描き始めると、問題文に記載のあるものの記入不足や、完成までのおおまかな時間配分が出来ず、失敗しやすいからです。

私の場合は、問題文を読んだあとにどこに何を置くかを決めて、問題文に記載のあるものの漏れがないかを確認しました。

合わせて動線も確認して、この場所に物を置いても問題ないかも確認しました。

その後、造作家具があればどのようなものにするか決めたり、照明器具、ウインドウトリートメントなどについても考えて、大まかなプランを解答用紙に描く前に計画しました。

「大まかなプランを計画するのも時間がかかるし、最初から解答用紙に描き始めた方が良いのでは?」と思うかもしれませんが、この時間をとることで結果、製図のスピードアップに繋がりますので最初にプランを計画することが大切です。

失敗しない為のポイント 

主要な家具やキッチンのサイズを覚えることが大切

主要な家具やキッチンのサイズを覚えることが大切です。

なぜなら、家具のサイズを覚えておくことで、試験当日も焦らずに図面を描くことが出来るからです。

家具のサイズがあやふやだったりすると、「本当に大丈夫かな?」と不安な気持ちになりますし、考えたりすることで余分な時間がかかってしまいます。

「家具のサイズ覚えられるかな・・・」と不安になるかもしれませんが、過去問題を繰り返し練習していくうちに、サイズも記憶されていくので問題はありません。

見て覚えるよりも、描きながら覚えた方が記憶されやすいので、繰り返し過去問題を練習することをおすすめします。

差尺に注意 

試験で断面図などの横から見た図面を描く際に注意したいのが差尺です。

差尺とは椅子の座面からテーブルの天板上端までの距離のことで、基本的には300㎜程が適切だとされています。

インテリアコーディネーターは快適な空間を作ること以外にも、家具も快適に使用できるよう考えることが大切です。

気を付けておきたいのが、例えば問題文にダイニングテーブルと椅子を描くよう指示があっても「差尺に注意して」とまでは書いてないと思います。ですので、テーブルと椅子を描く時には差尺に気を付けることを覚えておく必要があります。

「忘れてしまわないか心配だな」と思うかもしれませんが、差尺に関しても過去問題を繰り返し練習していくうちに身に付いてきますので、問題はありません。

もし心配であれば、差尺を考慮する必要がある家具が出たら、問題文にチェックをしておくとより安心ですね。

描いた家具の縮尺サイズは要確認 

全て図面を描いた後に、図面に描いた家具などの縮尺のサイズを確認しておくことが大切です。

なぜなら、焦ってスケールの縮尺サイズを間違えて描いてしまうことがあるからです。

私も試験当日は、間違えがないように最後に描いた家具などが、問題文の縮尺サイズにあっているか確認をしました。

通常の定規であれば問題ないのですが、三角スケールは1/100、1/200、1/300、1/400、1/500、1/600のように測るところでサイズが変わってしまうので気を付けなければなりません。

「三角スケールなんて普段使わないし間違えないか心配だな」と思うかもしれませんが、図面を描いていくうちに三角スケールの使い方にも慣れてくるので問題はありません。

まとめ

今回はインテリアコーディネーターの二次試験の製図のコツについて解説させて頂きました。

二次試験のコツをいくつか解説させて頂きましたが、一番大切なことは何度も繰り返し図面を描いてスピードアップできるようにすること、「間違いは必ずある」と思って最終確認を習慣にすることです。

そうすることで、より合格に近づけると思いますので頑張って勉強していきましょう!

もしよろしければこちらの記事も参考になりますので是非読んでみて下さいね!

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