インテリアコーディネーター資格の難易度をまとめました

グラフと虫眼鏡

このブログでは次の悩みを解決します。

  • インテリアコーディネーターの資格の難易度を知りたい。
  • 勉強方法は独学がいいか、それとも通信講座を受講するのがよいか。
  • 資格を取得後の活躍の場はどういった場所があるのか。

こういった疑問に答えます。

私自身インテリアコーディネーターとして活躍して10年目。

会社員時代は数回転職経験がありますが、全てインテリアに関する仕事を経験して、インテリアコーディネーターの知識と経験を積んで参りました。

そして現在はフリーランスのインテリアコーディネーターとして活躍しています。

インテリアコーディネーターの資格も取得済です。

このような経歴を持つ私が分かりやすく解説します。

目次

インテリアコーディネーターの資格の難易度をまとめました

グラフのイラスト

インテリアコーディネーターの資格について

※2023年度より一次試験がCTB方式での実施に移行しました。

【一次試験】

  • 試験日:2024年9月17(火)〜10月17日(木)※受験申込時に希望日時を一つ選択
  • 実施時間:120分※実施時間の前にチュートリアル(操作説明のプログラム)が約3分あります。
  • 試験地:全国47都道府県※会場候補一欄https://cbt-s.com/examinee/testcenter/より検索することができます。
  • 受験資格:年齢、性別、国籍、学歴、職業、経験は問いません。
  • 受験申込について:①基本タイプ(一次試験→二次試験)受験料14,850円(税込)同一年度内に一次試験と二次試験の両方の受験を希望する方 ②一次試験(先取り)タイプ(一次試験のみ)受験料11,550円 ※一次試験のみに合格した方は、次年度から3年間、受験申込時に一次試験免除申請をすることで一次試験が免除され、二次試験のみ受験出来ます。なお、3年間の免除期間が過ぎた場合は、再度一次試験からの受験が必要です。
  • 試験科目と出題数:学科試験で全36問
  • 試験方式:CBT(Computer Based Testing)方式※テストセンターに設置されたパソコンを使用して受験するもの

【二次試験】

  • 試験日:2024年12月8日(日)※受験申込時に希望日時を一つ選択
  • 実施時間:事前説明12:15~12:30(15分)、実施時間12:30~15:30(180分)
  • 試験地:北海道、岩手県、宮城県、群馬県、東京都、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県の全12地域
  • 受験資格:過去3年以内に一次試験に合格していること。
  • 受験申込期間:2024年7月16(火)~9月3日(火)まで
  • 受験申込みについて:①基本タイプ(一次試験→二次試験)受験料14,850円(税込)同一年度内に一次試験と二次試験の両方の受験を希望する方は二次試験で別途費用は発生いたしませんが、過去3年以内に一次試験に合格済みで、二次試験のみ受験を希望する方は③二次試験(一次免除)タイプの申込みが必要で費用も14,850円(税込)必要です。
  • 試験科目と出題数:実技で2課題(年度により異なる)
  • 試験方式:筆記式

合格率と難易度について

2023年度(第41回)インテリアコーディネーター資格試験の結果は

合格者数2,034名、合格率24.9%でそのうち一次試験の合格率は35%、二次試験の合格率は56.9%という結果でした。

一次・二次試験と通じた合格率の推移(過去5年)ですが

2019年度(37回)25.1%

2020年度(38回)24.1%

2021年度(39回)23.5%

2022年度(40回)24.5%

2023年度(41回)24.9%

23.5%〜25%の間を推移しています。

この結果から合格率は23%〜25%となり、難易度が高いことが分かります。

2023年度(第41回)の試験を例に一次試験と二次試験の合格率の内訳ですが、一次試験の合格率は35%、二次試験の合格率は56.9%という結果を見ると、まず一次試験に合格するのが難しいことが分かります。

二次試験は一次試験に合格した人だけが受けられるので一見56.9%という数字は合格率が高いように感じられますが、こちらも一次試験と同様に難易度は高いです。

合格ラインについて明確な合格ラインは設定はされていませんが、一次試験は75%から80%で満点を目指す必要はありませんが、高得点を狙う必要があります。

二次試験に関しては問題文の内容を的確に理解して図面に反映させること。問題文に指示があることは漏れることなく図面に反映させる必要があります。

合格率が低めの理由

インテリアコーディネーターの試験は難易度の高い資格です。

難易度の高い理由は、一次試験に関しては覚える範囲がとにかく多く、二次試験に関しては知識以外にも、ある程度のスキルが必要だからです。

一次試験の審査の範囲ですが、

  1. インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること
  2. インテリアコーディネーターの仕事に関すること
  3. インテリアの歴史に関すること
  4. インテリアコーディネーションの計画に関すること
  5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること
  6. インテリアの構造・構法と仕上げに関すること
  7. 環境と設備に関すること
  8. インテリアコーディネーションの表現に関すること
  9. インテリア関連の法規、規格、制度に関すること

これだけ多くの内容が審査範囲となりますので、覚える範囲がとても多いことが分かります。

二次試験では例えば家具のサイズなどのインテリアに関する知識も必要ですし、スキルに関しては、問題文の内容を正しく把握することや、その内容を図面に反映させる時に作業動線を考慮したり、使いやすさを考える必要があるからです。

これを聞いて「一次試験は覚えることが多いし、二次試験はある程度のスキルも必要だし未経験でもインテリアコーディネーターの資格に合格できるのかな」と不安になるかもしれません。ですが、覚えることもスキルも勉強を継続すれば身に付いて合格を目指せますので、問題はありません。 

おすすめの勉強方法

机といすとパソコンなどのイラスト

インテリアコーディネーターの資格の勉強方法として独学にするか、通信講座などを利用するか迷いますよね。

インテリアコーディネーターを取得する為の勉強時間は最短でもおおよそ2〜3ヶ月は必ず必要になります。

今までの経験上、ある程度インテリアや建築の知識がある方でなるべく費用を押さえて勉強をしたいという方には独学をおすすめしますが、それ以外の方は一度通信講座の利用を検討していただくことをおすすめします。

なぜなら、独学で勉強を始めたものの独学が無理だと思い、途中でアプリや通信講座などの他の勉強方法を検討する必要が出てきて、タイムロスになる可能性があるからです。

私も最初はなるべく費用を抑えて勉強を始めたいと思い、インテリアコーディネーターの試験は問題はこのテキストから出ると言われている「インテリアコーディネーターハンドブック上・下」を購入して勉強を初めてみたものの、文字が多めのテキストだったのでやる気を持って勉強を継続することが難しく、わりと勉強を初めて早い段階で断念しました。

この時の私の建築やインテリアに関する知識は、「建築について少し触れている」程度のものだったので尚更独学には向いていなかったのかもしれません。

最終的にはインテリアコーディネーターの資格取得に向けた学校に通学して、勉強をして資格を取得することができました。

お金はかかりましたが、分からないことは直接先生に質問することができたり、一緒に勉強をする仲間がいたことが励みになったので、お金を掛けて通学して良かったと思いました。

今思うと通学には時間がそれなりにかかっていたので、自宅でも勉強できる通信講座を検討しても良かったかなと思います。

もし少しでも、独学での勉強に不安がある場合は通信講座やアプリでインテリアコーディネーターの資格取得に向けて勉強が出来ますので検討してみてはいかがでしょうか。

もしよろしければこちらの記事を参考にしてみて下さいね。

資格取得後の活躍の場について

仕事をしているイラスト

インテリアコーディネーターの資格を取得した後の活躍の場についてですが、多く活躍する場所があると思います。

例えばハウスメーカーや工務店のインテリアコーディネーターとして活躍したり、住宅設備メーカーや照明器具メーカーでもインテリアコーディネーターの資格を持っていると強みになり活躍しやすいです。

他にも家具屋さんやインテリアを扱う商社などのインテリアに関する知識があると有利な場所は多いです。

そして資格取得者に対して、資格手当を付けている企業もあるので、この点も資格を取得して働く強みと言えます。

まずは企業でインテリアコーディネーターの仕事を始め、知識や経験を積むことが出来たら

その後、独立して個人事業主として在宅で仕事をすることも可能になるので、働き方もその時の生活スタイルに合わせて選べる仕事でもあると思います。

まとめ

今回はインテリアコーディネーターの資格の難易度とおすすめの勉強方法、資格取得後の活躍の場について解説させていただきました。

この記事を読んで「インテリアコーディネーターの勉強を始めてみよう」「資格を取得してインテリアコーディネーターとして活躍していきたい」と少しでも思ってもらえたり、資格を取得する時の勉強方法を独学にするのか、通信講座を利用した方がいいのか検討する時の参考になれば嬉しいです。

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